雨がギリギリまで残る不安な出発…
さて、11月10日(火)。
例のごとく、旅に出るとなると、仕事に身が入るガラぽんはまたしても当日寝不足気味。
しかも今回もギリギリまで雨に祟られる雨男っぷりを発揮しました。
当日荷物をまとめ、びしょびしょの道路を走ります…小雨です…
全く乾いたところがないので、また通り雨にやられるかもしれません。憂鬱です。
ん~?なんのための旅行だっけ(;´Д`)
行程としては
10:45 宇野港発フェリー ⇒ 11:45 高松着 ⇒ 16:00 大歩危小歩危着 ⇒ 17:30 宿
という単純なもの。
距離は100kmくらいだから、おつりがくるはずなんだが…
家から宇野港までは約22km。
途中でガソリンを入れて、さあ、どれくらいの時間がかかるか。
…ここの行程は特にいうこともないのでレポートしません…
ん~10:30到着でした。45分もかかった…
やっぱり原チャリではスムーズに走れて、30kmで1時間ですね。
ということは、大歩危までは、途中で昼食摂って休憩とか入れたら、やっぱ、16:00くらいの到着になるなあ…
ヘンなおばちゃんが船内を‥これからの波乱の旅の暗示??
ほとんど待つことなく、高松行きフェリーに乗船。
高松行フェリーはバイクは結構安くて、
原付+人 片道1410円
2輪+人 片道1820円。
電車で高松まで出た場合は、人だけで1330円かかります。
瀬戸大橋はわたるだけで倍額以上になります。(2輪は軽自動車扱いです)原付は渡れないけど。
それでも利用者の数は航路を維持できないほどになり、ついに2社あったフェリー会社のうち、宇高国道フェリーの運航は2年ほど前に廃止しました。
現在は四国急行フェリーのみ、1時間に1本の運行です。
でも平日はほとんどトラックだけですね。2、3組観光の人が居るみたいだけど。
車以外、バイクはもちろん僕1台です。あと自転車1台。
フェリーには甲板と200人くらいが座れる船室があるんですが、半魚人みたいなしかめっ面をしたババアがなんとウォーキングを開始。
同じところをしかめっ面でフラフラぐるぐる回ります。
それは1時間、高松につくまで続きました。
船内でフラフラしているから、全然運動になってないやろ…(;´Д`)うぜえ。
1分に1回目、ババア、視界に入り、イライラ。
周りも声は出さなくてもイライラしているのがわかる…
いつも思うんだけど、なんで60~くらいの年代って、傍若無人で人の迷惑っていうのを考えないのかね。
昔、職業訓練校の就職指導の先生も言っていたんだけど、50代60代は態度が尊大で身勝手すぎるとのこと。
物がない時代を経験している人たちのほうが我儘で、金遣い荒くて、介護とかで次世代にも迷惑がかかる不思議…
なんだろうなあ‥って考えさせられる。
しかし、こんなババアに1時間もイライラさせられてまうというのが、今回の旅の波乱を予感させる…
雨雲ズームレーダーでは、高松のみちょうど到着時刻に雨雲がかかってくるらしいし。
ババアと雨雲。なんだか今回の旅は大きな外れのような不安が募る…
雨をなんとかやり過ごす。
11:45、高松港に入港。雨は降っていません。
高松市内を雨雲から逃げるように後にします。
にしても、高松でかいです。
高松の人口は40万人程度なのですが、政令指定都市で、70万の人口のある岡山よりも市街は大きいような感じがする。
さすがに四国の表玄関、みたいなところがあるな。
原チャリで高松を走るのは初めてです。人口の割には道路が整いすぎているので、車が少なくのんびりした道程です。
天気悪いけど、まあ、ギリギリ持ってる。
どこかで「うどん」食べようか。
でもまあ、1時くらいまでは走るか…
さすがに讃岐の国は道中、セルフうどんがいくつもあるんですが、大きな駐車場に車がいっぱい。
この時間は店の外まで人があぶれていますね。
讃岐の国はうどん県の期待を裏切りませんね。
綾川町に入ると、道の駅にうどん会館なるのものを発見。
讃岐うどん発祥の地?ほんとかよ。
仕方ないので申し少し行ってみることに。でもあまり行き過ぎると、食うところがなくなってくるような気がする…
1時過ぎ。綾川の南部、綾南地区。
そろそろ空いてきているようなので、道中の大きめのうどんチェーンに入ってみる。
香川のうどんチェーンは大体地元しか展開していないので、れっきとした讃岐うどん。
丸亀製麺は違うけども(;´Д`)
こだわり麺屋。
う~ん、岡山のセルフうどんの1.5倍くらい量があるんだけど…どのサイズでも。
さすがはうどん県。
味は薄めですが、出汁がめちゃくちゃ効いてるのが本場。
けど、多すぎると、薄いだけあって味ボケしてくる…
食べ歩く人は小じゃないとダメだね。
ランチの時間帯はコーヒー飲み放題です。そういう細かいところがうどん県たる差別化なんだろうなあ…うどんが多すぎて飲めなかったけど。
味的には大満足で13:30過ぎに再出発。
とにかく30km、ずっと片側2車線のいい道が続きます。
左手には讃岐富士?
つーか、ほかにも富士山みたいな形の山、山。どれが讃岐富士なんだよ。
…これでした。
国道32号線は急峻な坂道。中国山地は目じゃない。四国険しい~~(;´Д`)
まんのう町を抜け、琴平と三好池田の分岐からはついに片側1車線に。
池田までは31km。
山間になってきました。
道の駅でトイレ休憩。今回は時間的に余裕があるので、休憩回数が多くとれます。
余裕?ところが…
ここからは急峻な山越えでした。
徳島に入ってからは急坂続き。岡山~鳥取の県境なんてメじゃありません…(;´Д`)
フルスロットルで40kmでねえ…何とか上るけども。
(この負担が後で取り返しのつかないことになる)
しかも高松~高知に抜ける大型トラックが多くて、危険極まりない。
うーん、国道だけど、原チャリでくるようなとこじゃないね。(´・ω・`)
帰り、向こう側から登れるかなあ…
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原チャリで岡山県から徳島県の吉野川上流に来るバカ。
25kmを悪戦苦闘し、ようやく三好池田市街に入ってきます。
「水曜どうでしょう」四国巡礼八八か所で見た「箸蔵山ロープウェイ 」の傍らを通り抜けます。
ここまで高松から距離にして60km弱。
山越えをしたにもかかわらず、まだガソリンは1目盛り程度減っただけ。
ですが、ガソリンって、メーターが動き出すとなくなるのは早いので、いちおうガソリンスタンドがどこにあるのかを記憶しながら走ります。
原付は4リットルくらいしか持ちません。
タンク自体は6リットルとか書いてあっても、実際には4リットル切ったらもう燃料コック開けないと
走りません。原付は意外に燃費が悪く、ロングをやっても、燃費はせいぜいリッター30~40と、軽自動車エコカー程度なので、満タンで120kmくらいが給油目安。
三好市池田町。
徳島県の池田町といえば有名なのは、昔何度も甲子園に出場した池田高校ですかね。
僕がまだ幼いころでしたけど、かゆみどめの「ムヒ」のCMにはいまだにその時の雰囲気が使われてます…古いよ!
池田町といえば、池田高校のイメージしかない(;´Д`)
しっかし、岡山から原チャリで来て、吉野川の橋渡るのって、俺くらいだよね。
ついに目的地到着。すぐ暗くなった…(´・ω・`)
山越えもすんで、おそらく最後のコンビニになるだろう、セブンイレブンで休憩。
空。曇天極めり。
降っているか降っていないかわからないくらいの小雨状態が続きます。
今回の低気圧は雲を残しますね…(´・ω・`)
ともかく、目的地の小歩危、さらに大歩危までは残り18kmです。
時間としてはまだ16:00にもなっていないのに、ありえないくらい暗い。
宿に入りたくなってくる。
アップダウンのない、吉野川沿い32号線を走ると、みるみる河岸が奇形に。
10kmも行かないうちに「もうここ、目的地なんじゃね?」というような感じに。
18kmは比較的平坦ですが、大型トラックに悩まされながら走るので、気を使います。
そして16:00丁度位に小歩危駅に差し掛かります。
今日泊まる宿の脇を通った。(苦笑)まだ何も見てません!
そこからほんの300メートルほど行くと、セブンイレブンやモンベルの渓流スポーツの店のショッピングタウンが…
なんと、宿のすぐ近くにセブン。(;´Д`)
全然秘境じゃねーな…
ここが小歩危の最終地。
撮影。うーん、紅葉見に来たのに、あんま色づく木ないね(´・ω・`)
しかももまだ16:00なのにもう暗いし。
さらに3km先。道の駅大歩危到着。
…さすがに平日。閑散。
17:00閉店。
もうあと40分くらい。
すでに閉店の雰囲気がする。
曇天すぎて外はもう暗いし…16:30って、この時期もう観光の時間じゃないんだね。
よかったわ、四国中央とか、琴平にこれから行ってたら遭難してたかも。(´・ω・`)
鉄道ファンご垂涎の宿。ガラぽんは鉄道マニアではありません。
宿の予約は17:30だったけど、あまりの暗さに耐えかねてさっさとチェックインすることに。
今日の宿は「サンリバー大歩危」。
なんか、地方の百貨店のような雰囲気だな。
シングル部屋はまあ、昭和50年代くらいの色使い。レトロな雰囲気がなんか落ち着くな。
窓の外は鉄橋がよく見えます。
高知-高松-岡山を結ぶ土讃線は意外と本数が多い。
撮影はもう暗いから明日の朝だな。電車撮りに来たわけじゃないけど(;´Д`)
でも、なんでこんなきちんとした撮影ポイントになってるんだ??(´・ω・`)
…ああ、ここ有名な「鉄っちゃん宿」かよ(;´Д`)
これは~~(;´Д`)
…若干ラッキーでした。
「鉄っちゃん」の方は「サンリバー大歩危」に泊まりましょう。
大歩危温泉は鉱泉ですけども、ちょっとぬるっとしたいかにもお肌によさそうなお湯で、泉質もいいですし、何より
露天から鉄橋を渡る特急南風やしまんとが楽しめますよ。
最高です(´Д`)
夕食は松花堂弁当です。
今回のプランは、
「夕食は部屋で松花堂弁当+朝はバイキング」プランです。
夕食の松花堂弁当はとても少なく、量的にはコンビニ弁当と大差ありません。
足りない男性の方は、セブンイレブンでなんか他にも調達することをお勧めします。
ただ、まあ、これで税込み1泊7560円なんで、十分安いですよね。
文句を言えた義理ではありません。
ところで、ここはビジネスホテルではありませんので、インターネット回線やWifiありません。
仕事をしたい方に向いている宿ではありません。あしからず。
当然僕も今回は完全に休むつもりで来ています。
よって、何もしない、ただ電車の音だけを楽しむ時間がダラダラとすぎていくのでした…たまにはガス抜き必要ですよ。(´・ω・`)
つづく。
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