この時期を待っていた!
春だ!ツーリングの季節がやってきた!
桜が散るまでおよそ1週間…
しかも、4月上旬の晴れ間は短い…(とっても短いです。子どもの日が終わってから梅雨に入る前は今度は雨が降らなくなります。)
というわけで、間隙を塗ってバイクを転がしてきました。
先月では道中雪が残っている恐れがあり行けなかった山陰地方もこの時期ばかりは山陽地方とほぼ同時に桜が開花するので、山陰に決定。
目的地は…
目的地はというより、正直どれくらいの距離走れるかで自動的に決定してしまう。
4月上旬は、2日間以上天気が持たないのが普通で、しかも「春の嵐」がまだ残る時期なので、2日で往復確実にできて、しかも夕日が
沈む前に着く距離でないといけない…
前に日和佐に行ったときは、5時間で、休憩時間入れて、下道でおよそ150kmほど走れました。
200kmで6時間半…250kmで8時間ってとこでしょうか…
8時間は無理やろ!
つーことで、200km。
岡山から下道だと、
「松江」「出雲」「城崎」「豊岡」あたりか…
で、2食付きのバイクOKな1人で泊まれる宿が取れそうなとこ…
晴れ間は4月5日、6日の2日間しかないみたい。
ギリギリまで引っ張ると宿取れないことが多いけど、3日前でも…うーん、見つからない…(;´Д`)
松江の○ニバーサルホテル…岡山地場のビジネスホテルだけど、ヤバいくらいすこぶる評判が悪い…
結局、松江と出雲の間の平田とかいうところにあるホテルは新しいし、部屋の空きがたくさんあるらしく、2食付きもあったのでそこに決める。
推定距離197km。
2食付きを選んだ理由は…今まで食事をつけないと大体スーパーのお惣菜かコンビニ弁当になってきたからです。
酒も飲めないのに、地方で食事する場所を探すほど無理なことはない…
これまでにもう懲りました。
雨には合わなかったが、代わりに風邪に襲われました…(;´Д`)
3日前に宿予約!ところが…
出発前々日、体調がおかしい…くしゃみ、鼻水、下痢気味、肩こり、体に力が入らない…
どうやら風邪をひいたようです。
この時期、寒暖の差が激しいのと同時に、花粉もまだまだ多い。
とても体調を崩しやすい。まさにトラップの時期!
しまった…
行かなければすでに宿泊の違約金が発生してしまう!
何とか出発日までに治さなくては!
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1日目は寒さとアップダウンと車のあおりとルート間違い…トラップ満載。
…春の風邪はすぐには良くなりませんね…
多少、アフィリ作業をセーブして何とかなる程度の体調にはなったので予定通りの出発です。
朝の10:00。
Googleマップの通り。下道で、最短ルートを狙います。
(これ、失敗だったかも…)
すでに気温は20℃もあります。
いちおう、冬用のアウターを、インナーを外して着ていました。
インナーまであったら暑いかなと。
最初は車の多い岡山市内を走行していたので、50km程度しか速度を出せません。
それだと、ちょうどいいくらいなんですよね。
ですが、市街を離れて、岡山空港方面に向かう道路では、皆高速道路のように飛ばします。
さ、寒いかも…
でも、アウターの中のインナー部分は持ってきていないし、中に着たら少しかさばる上着なら持ってきてるけど…
我慢するか…
(これもまた失敗…)
春の…というか4月上旬の晴天は長く続きません。花曇りという言葉の通り。
朝はスッキリ晴れても、昼前には必ず曇ってきてしまいます…
だから、4月の日差しは柔らかいんですね(・Д・)」
ま、まあ、それは置いておいて…
岡山市は全国で最も有名な白桃の産地であることは知られていると思います。
市内の北のほうは桜よりも今、桃が見ごろなんですね。咲いている期間も長いですし。
白桃の桃の花は控えめなピンク色で美しいですね。
畑一面がピンクなのは圧巻です。
岡山らしさが最もわかりやすい季節だと思いますね。
200kmあるからなあ…ピンク見てるばあいじゃないな(;´∀`)
ほどほどに眺めてとにかく北へ。
後は道中、岡山県内でカメラ向けてこれは…っていう場所はほとんどないですね…桜の写真を数枚撮っただけ。
なにせ、最短距離を行くんでほとんど県道なんです!
で、平日の昼間なんで、車があんまりいない。
それはいいんですが、問題があるんです!
後ろからやってくる車はほとんどすべて、煽るんです!
しかもですよ?制限時速50kmの道を例外なく80km近くで飛ばすわけですよ。
僕はビッグスクーターで、エンジンブレーキはそんなに効かないし、ギアを落としてスロットルを上げることもできません。
つまり、そんなスピードで急カーブだらけの県道を走ったら道路の外に吹っ飛ぶわけですよ!(;´Д`)
もうね、ほんと、無茶苦茶ですよ。ツーリングが全然楽しめね~!体調不良やし…
山奥だけど、覆面パトで取り締まってくれんかな~…
30km超で18000円。2回で免停。
マジ、危険運転ですよ。取り締まってよ。ほんま、痛い目見したってや。
車のあおりが酷くて余裕がない上に、県道はホントに山に入ってしまうのでアップダウンが多く、トンネルも多かったりして気温の変化が激しいです。
アップダウンは、実は距離以上に時間がかかる元凶。
気温の変化が激しいのは体調をますます悪化させる…
仕方ないので中にブルゾンを重ねたら、意外に動けた。持ってきてよかった…
あと、何が問題って、主道は主道でも県道は圧倒的に用を足せる場所が少ないです。
国道は集落が時々はあるので、たまにコンビニなども見つかりますし、休憩所なども設けていることがあるんですが、県道、林道には少ないんですよね~(V_V)
県道、林道入る前にコンビニコーヒーとか飲むと地獄を見ます。
毎回毎回、走るたびに学びがあります…
13:00。
走ること約3時間。
ようやく中間地点の新庄村の道の駅に到達!
ここまで97km…
え~…休憩いくらもしてないのに97km??
これじゃ、昼食でも摂ってたら7時間かかるじゃん…17:00…?
平均時速…30km??
なぜ…(;´∀`)
Googleマップでは、4時間15分と出てますからねえ。
前みたいに、原チャリじゃないんだから、いくらなんでも+2時間あれば余裕だろと思ったんですが、そうでもないみたいです。
アップダウンや、S字ばっかりが効いてるんだろうか…
食事を摂ろうかとも思ったのですが、この時間、山村の道の駅の食堂はご老人でいっぱいです。
うーん、日本の縮図…(´∀`)
しかも高い…うどんに600円以上出せるか!
パス。先を急ぐ。
そこからすぐに鳥取県に入り、20kmほど走ると日野川沿いにコンビニがありました。
これからもずっと県道で市街地を走る予定はありません…
どーせ、ここから先もコンビニでしか食うとこないんだからと、おにぎりとパンを買ってかき込みます。
幸い、晴れてきて暖かくなったので、体調も戻ってきました。
山の隙間から雪が残った大山が見えたので1枚。
大山がどこからでも見えるようになってきた…
でも、道順が道が複雑になってきます。
だって、どの道も同じように見えるんだもん…
目印ないし。
曲がるところを行きすぎて戻ったり。
何度も停車して確認。
そして、ついにここで悟ります「これって、多少距離は伸びても、国道走っていったほうが速かったんじゃね?」
そうなんですよね~、(;´∀`)都市近郊じゃ、それじゃダメなんですけど、ずっと車の少ない中国地方縦断をしてるんだから、
国道を走っても、常時60~70km出てるんですよね…
アップダウンがあまりない分、実は国道は楽で速い…まあ、林道ツーリングをしたければ別だけど…
米子付近まで来て、ついに道がわかんなくなったので、いったん国道9号に出て、ずっと国道を行くことにしました。
もう国道9号まで出れれば、後は余裕です。
安来市の道の駅で休憩。
15:30、残り50km。
実は国道9号は、米子市西、安来市、東出雲、松江市と市街地を横断していくため、今度は流れが遅いのです…
到達が複雑ですが、山陰道の無料区間を上手く利用しながら行けるのがベストなんですが、もはや道がよーわからんし(V_V)
でもさすがは山陰。人口があまり多くないだけあって、各街の駅前を通るときは多少ゆっくりになるものの、ほぼ60㎞超の
速度で走れます。これ以上のスピードは弱った体では選択肢はないね。
そして…
日が傾き、肌寒くなってきた17:00時過ぎ…ついに宍道湖畔の道の駅に到達!
この時期は17:00過ぎてもかろうじて明るい!
湖畔は…風が強くて荒れてる…
水もお世辞にもきれいとはいえない。カヌーって誰かするの?
しかし、やっと宍道湖まで来たけども。ここから、宿へ向かうには湖畔をなんと17kmも走らないといけません。
その間、湖を吹き抜けてくる寒風にさらされているのです。
いくらブルゾン来て、その上にライダージャケット羽織っていても寒いです…
中途半端な田舎のロードサイドビジネスホテル。立地悪いだろ!
18時に近くなり、グングン気温が落ちる。ついに限界に近くなってきたところで…暗くなりきる前にかろうじて宿到着!
18時前!
総距離は202kmでした。
ちょっと余分に走った…(V_V)
ひらたメイプルホテル…
うーん、こんなにでかいホテルで、もう18:00だっていうのに、車1台しか泊まってないってなぜ…(;´Д`)
普通は、こういう地方のホテルは電機や建築関係の作業員さんや地方営業に来ている営業マンでけっこういっぱいになっているもんなんだけど。
今まで見た中ではダントツトップだよ。客のいなさ具合。
別に予約いらなかったな…
それとなくフロントに「人少ないね?」と言ってみると
「いや、今皆さん出てるんですよ」
とのこと。
え…18時だぜ…?18時って、もう作業員さんってけっこう宿入ってるよな…?
(結局それから、帰ってきた車は1台のみでした…)
こんなだから、夕食を宿で摂るのは当然僕1人です。
だだっぴろい食堂に1人は気分のいいものではないですね。(最近慣れてきましたが)
とりあえず、疲れたので、一休みしてからシャワーを浴びようとしたのですが、体が冷えて顔だけ火照ってきた。
これは熱が出たサイン。グラっ…ヤバい(;´Д`)
明日また200km走らないといけないのにい。
そこで熱めのシャワーを浴びて体を温めると熱が一気に引いていった。
実はこの宿に宿泊すると、提携で近くの公共温泉施設の割引が効くのだがさすがに今日は温泉はまずいのでパスした。
熱があるときに温泉に入ると具合がさらに悪くなるのは経験済み。
ただし、こういうときは温泉でない、水道水の熱めのお湯で体を温めると熱が下がったりする。
これは成分が体に染み込まずに、体だけ温めて体温調整するからだと思われ。
熱が出た時は非常にお勧めです。
なんとか落ち着いたので、早めに就寝する。今日はさすがに仕事はパス。
朝。
ホテルではずっと暖房していたので、体温を下げることなく翌朝は結構スッキリ。
家で頑張ってもなかなか調子がよくならなかったのに、環境を変えたら大分よくなった。
家では中途半端にしか暖房してなかったので良くならなかったのかもな…
窓の外を見ると。なんと車が数台増えてる!
駆け込みで宿泊があったんだな。
それでも稼働率20%もいかないだろ、激赤じゃないのか?経営。
だいたい立地が悪すぎる。
ここは出雲市、松山市、宍道湖、出雲大社、出雲空港いずれからも中間点で中途半端に遠い。
一畑電鉄駅には面しているけども、そもそもビジネスの人は出雲市駅前のホテルに泊まる。
便が悪すぎて、中途半端なロードサイドにあるビジネスホテルは人泊まらない。
なぜここにホテルを出したのか、訳がわからない。
ちなみにこれが窓からの風景。
電車通りに面しているものの、いかに中途半端な場所にあるかがわかるはず。
こーんなに人いないのに朝食バイキングなんだけど…
会場行ってみると、どのメニューもおかずが1人、2人分くらいしかないじゃん(;´Д`)
しかもやっぱり誰もいない…
バイキングにする必要性はどこにあるんだ??
そして、僕が朝食を終わるころ、1人入ってきました。
なんと、食うものがほとんどなくて戸惑っている!
彼は怒りを覚えてきているよう…そこでウェイトレスさんが登場!
クレームを見たくないのでさっさと退散。
ほんと酷いわ。ビミョーすぎるホテル。
無理にバイキングにしなくてもいいのに。こういう的外れなところでリピーター逃してるんじゃないのか??
でもね…これでも松江の○ニバーサルホテルよりはましなんですよ。多分。
○ニバーサルホテルは学食以下と聞いているからな…部屋は激狭でTVはまだブラウン管らしいし…
とりあえず、体調が回復しただけでもビジネスホテルに宿泊して正解だった。
そこだけは評価しよう。
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2日目は1日目の反省点から学習して、快適なツーリングに。おかげで全く書くことがない!
10:00前には出発。
途中、道の駅で適当にお土産だけを購入。
ビッグスクーターは荷物が乗るのだけはいいですね。
あとはひたすら走る。
といっても、行きで学んだ。
多少距離が伸びても、若番の国道を走ったほうが安全だし、一定速だし、道に迷うこともなくかえって早いと。
ただ、どの国道を走っても、鳥取と岡山との県境は急峻な坂をS字で上らなくてはならないんだけど。
なぜか県道だと上らなくても県境超えれるとこはある。
そこだけが問題かな。
まあ、展望台で最後遠くにうっすら大山見れたからよいとする。
それにしても峠はまだ桜5分咲きくらいだな。
さようなら、大山。中国地方の富士山みたいなもん。
国道はやはり快適ですね。
といっても、岡山県は道の駅がほとんどないので、味気ないですね。
鳥取、島根は道の駅はとっても多いです。鳥取なんかは国道9号沿いに十数キロに1つくらいの割合である。
多分地元が農産物の直売に力を入れてたり、災害時の防災拠点にしているためだと思います。
人口が少ない分、より「人」に目を向けて行政が動いているのだろうなと感じる。
山陽地方は人より産業っていう感じだな…
最後に岡山市内で若干すり抜け不能渋滞にもまれたものの、17:00には帰着。
暑い夏なら、夜間走ってもいいんだけど、まだ寒いから日が沈む前にツーリングは終わらせたいですね。
体調悪かったけど、桜はたっぷり見れた。
なんとか目的は果たせたツーリングでした。
なお、今回の燃費は 34.5km/L。 走行距離414km でした。
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