こんにちは、シンコーです。
瀬戸大橋をバイクで渡り、高知県土佐市、須崎市にツーリングに行きました。
前回の松江旅行から帰った後に歯を食いしばって作っていた中規模サイトが公開できたので、熊本地震の被害を横目に、わだかまりはありながらも気持ちを切り替えるためにツーリングに出ることにしたわけですが…
その報告です。
僕がツーリング記事を書く理由
ちなみに何度も書いていますが、この記事を書くのは旅費を経費にするため。旅行会社のアフィリエイトをするための経費。です。
僕は何か問題があって売上が急落した時のことを考えて、僕と嫁さんの給料を抑えめにしています。
今年は子どもが3人進学し、その進学準備でかなりの費用がかかったり、(部活動の事前経費がすごいです。また、大学受験対策にもお金がかかってます…)
同居の嫁の親、つまり僕の義親が生活力不足でいろいろトラブルを起こし、そのせいで義親の資産のほうがほとんどなくなったため、義親の老後の面倒を見るために数百万円を計上したり…(逆パラサイト…)
このように自分以外の身内に大いに足を引っ張られて、実は僕が自由に使えるお金はあまりありません。
家の生活費はほぼ100%僕が賄っているわけですが、家族の中でも最もお金に気を使い、お金にうるさい、でも最もお金を使うことをセーブしているのも僕です。
家族のために使った分は取り戻さねば。将来のためにと…歯を食いしばって、1人で黙々とサイト毎日作ってます。
さすがに僕も家長といっても人間なので、他の家族、特に義親のいろんなところの意識が低いとストレスが溜まります。
ただ、生まれ持った性質のレベルというのは、治しようがない、治りようがない部分があるのでそこは仕方がないと諦めながら、降り積もるストレスをなんとかしようと会社の取材という名目で旅行に出ています。
僕が家にいると家族が気を使うだろうということもあり、定期的に外出するようにしようというのもあります。(特に僕が義親への当たりが厳しいので…というかこう気遣うこと自体が彼らへの甘やかしかもな…)
そんなわけで、僕にとって旅行は自分のストレス発散のためもありますが、家族に気遣ってという意味が大きくもあります。
で、旅費は黒字で余裕がある会社の余剰金の中から出さないといけないような家計の状況です。
ホント、情けないのですが…
熊本地震があり、考えること
今回こんなどうでもいい家族の問題をなぜ書くのかということですが、先日、熊本地震があったなかでは、大した理由もなく旅行に出るなんて不謹慎じゃないかと僕自身が感じてしまうからです。
なのに旅に出たことを報告しなくてはならない矛盾に対する自分の心情葛藤への言い訳を上の文章でしたかったのです。
心内で不本意に思っていることをあえてしなくてはならない自分への言い訳。そういう意味です。
日本人のいいところは、他人の痛みを自分の痛みとして分かち合おうとできるところではないかと思います。
現地に思いをはせずに見てみぬふりをして、自分はやりたいことだけやっているのでは人として失格なのでは…?
という気持ちがどうしても湧いてきてしまいます。
でも、だからといって何でも自粛することがいいわけありません。なぜ悪いのか。
僕の意見は下の記事で書いた通りです。
そう、やはり日本の国力を落とさないためにも、国民は現地に阿過ぎずにこれまで通り自分のすべきこと、したいことをすべきです。
もちろん、現地に思いを馳せることも忘れてはなりませんが。
僕も振込募金させていただきましたし、振込以外にも募金箱があればちょこちょこ入れるようにしています。
今回の旅のポイントは…
ここまでが長すぎたので…今回は旅の内容は駆け足にで終わらせますね。
今回のツーリングの主なポイント
1.初のオートバイでの瀬戸大橋の渡橋。
2.風光明媚な横浪半島と、閉ざされた環境の中高一貫校の問題点。
ですかね。
では、行きます。
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1.初のオートバイでの瀬戸大橋の渡橋。
まずは、瀬戸大橋をバイクで渡りました。
今回の渡橋で分かったことは…
「瀬戸大橋を安易にバイクで渡橋するのは大変危険」
ということです。
四国を渡るのに、3ルートありますね。
・神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋、鳴門海峡大橋)
・瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)
・西瀬戸自動車道(しまなみ海道)
その中でも、橋が突出して高架で一橋が長いのが瀬戸大橋です。全部で10橋かかっていますが、橋の中に鉄道が通っている分、ほかの橋と比べてとても高度が高くて、吹きざらし状態がすごいです。
僕はしまなみ海道は自転車で渡ったことがありますが、しまなみ海道は自転車通学なんかをしている人がいるくらい現地の人に使われていて、風は確かに強いのですが、瀬戸大橋に比べれば「どうしてこんなに差があるのか」というくらいのものです。
瀬戸大橋は風が異常です。地上が3、4mの風なら、瀬戸大橋では10m、11m吹いていると思ったほうが良いでしょう。
実際、僕が渡った日も、地上では4m程度の風でしたが、橋上は11mでした。
動画に撮りましたのでご覧ください。
風速11mの風というのはどのくらいなのか。少し細かく言います。
まず、風速10mの風を時速に直すと36kmになります。
つまり、風速11mはおよそ40km/hです。
無風状態で風速11mなら、時速40kmのバイクに乗っているのと同じ風圧だということです。
で、僕は瀬戸大橋を渡るとき、車に煽られて大体70、80kmで走っていたのですが、ハンドルは取られないものの、時々の突風で大きなバイクでも煽られて車体ごと横倒しになることを想像するような風圧を常時受けていました。
簡単に計算すると、風速11mでは70kmの速度の時、風速30m。80kmの速度の時風速33mです。
風速30mは「植えてある樹木が根こそぎ抜かれてしまうこともある状態」です。
つまり、それくらいの風を常時受けて12km程度の距離をを突っ走らなくてはならないと…(^^)
どうですか?恐ろしいでしょう?
この日は地上では風はさほどではなく、他のライダーもたくさんいましたが、皆怖いと言っていました。
重心がタンクにある普通のタイプのバイクは、ハンドルを取られそうになるほどバイクの上下で受ける風違うようです。かなり危ないです。
僕の乗っているようなビッグスクーターは、重心が下なので、ハンドルぶれはほぼないのですが、全体の面積が大きくて風を全体にもろに受けるので、横倒しの危険を感じ、体勢に気を使いながら、気持ち踏ん張って走るのがしんどいです。
何にせよ、どんなバイクに乗っていても瀬戸大橋はヤバいです。
ちなみに橋上風速15mでバイクは通行不可となるそうですが、正直橋上で15mの風なんてしょっちゅうあるんじゃないかと思います。
冬季は毎日じゃないでしょうか?
車の通行不可基準である25mは滅多にないでしょうが…
瀬戸大橋はバイクには計算できる通行ルートではないですね。旅行中いつ通行止めになるかわかりません。
ちなみに、フェリーを使うという手があります。
ただ高松-玉野市宇野間のフェリーは1時間に1便しかない上に渡航料金が橋のETC割引後の通行料金よりも高いのがネックです。
近年車での利用者は激減しています。
今営業しているのが不思議なほど。いつ廃航路になってもおかしくないくらいです…
心配です…
(ちなみに帰路は風もまあまあ強く、瀬戸大橋はさらに風との闘いが難航しそうだったのでフェリーに乗りました)
あと、画像載せていきますね。
瀬戸大橋なんかへっちゃら?百戦錬磨?のハーレー部隊
「道の駅たからだの里さいた」にて昼食。
香川の道の駅のうどんは安くてレベルが高い。
その辺のうどんチェーンよりうまかったりする。
道の駅日本一大杉にて他のライダーたちと。僕のフォルツァがもっともかっこ悪い…(;´Д`)
桂浜に到着したのは夕方…水族館もあるレジャーゾーン。
たどり着いた、というだけが重要なゾーン…今回家族向けレジャーはいらん(V_V)
桂浜の隣は延々高知海岸の浜。桂浜じゃなくて、これでいいじゃん。
でも海岸沿いはずっと十数キロにわたり南海地震対策の防潮堤建設が行われている最中。
宿は「国民宿舎 土佐」
切り立った断崖が多い横浪半島の山の上にある風光明媚な宿。
四国お遍路の第36番札所「清龍寺」に面しているため、へんろ客が多い。
他の国民宿舎と違っているところは、外泊が多く、コスト的に厳しいへんろ客を支援を意識しているのか、部屋が狭く、サービスも極力削って、かなり宿泊代を抑えてあること。
リーズナブルなのが一番という感じで、サービス対応も最低限といった感じ。(ふとんも自分で敷いたり、バスタオルがないとか…)
食事ですが、おかずの品数は少ないが、魚は新鮮で、ごはんの量が多いです。1品足せば大満足でしょう。
ちなみにロケーションはよいですよ。国民宿舎はどこもロケーションは一級ですね^^。
宿泊1泊2食付きで6000円台。お遍路宿ならではの価格帯だと思う。
温泉ではないですが、温泉っぽい露天風呂がありました。簡素ですが…
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2.風光明媚な横浪半島と、閉ざされた環境の中高一貫校の問題点。
2日目。
前日、着いたのは夕方になったくらいなので、時間は押しているけども、風光明媚なリアス式海岸を堪能しないわけにはいかないと横浪半島から浦ノ内湾をくるっと1周します。
横浪半島とはこんな感じですね。県道47号と23号で一周できる形となっています。
だいたい全長は25kmくらいですかね。
火曜サスペンスの最後の崖のシーンのような場所がいっぱいありますね。
そしてなんとなんと、あの維新で坂本龍馬とともに活躍した武市半平太先生の像はこの半島にあります。
バイクと一緒に写してしまった…不謹慎かもしれんな…
この横浪半島ですが、意外にもあの有名な中高一貫校「明徳義塾」があります。
明徳義塾高校といえば、高校野球の甲子園常連校ですよね。
超有名校です。
ですが、そんな全国区の学校・明徳義塾はほとんど民家のない横浪半島にあるのです。
言っては何ですが、ホントに一般から隔離するように作られています。このキャンパス。
横浪半島には須崎市「宇佐」という地区から長い高架橋を渡って入るんですが、キャンパスには橋を降りてから、細長い海岸沿いの道を廻って海側からキャンパスに入るか、また5kmくらい山道を登って、山から入らなくてはなりません。
自転車などでは海岸沿いから入るのは困難なようなつくりで、民家からずいぶん離してあります。
また山側から入るのは距離的に困難。
スクールバスは朝夕、高知駅、須崎駅からの1往復のみ。
事実上通うのは困難。
よってキャンパス内は、十数棟も学生寮が立ち並ぶそうです。
立地的に、外界とはなかなかコンタクトを取るのも不可能な立地。一番近いコンビニまで、自転車で出れたとしても30分くらいかかるのでは?
たぶん出れないけど…(V_V)
この明徳義塾という学校は、非行があるとか、問題があって他の高校に入れなかったような子も受け入れているようで、更生的な期待もされているのかもしれません。(うちの息子どもが通っていた中学からも一人行きました)
素晴らしい教育を受けて見違えるように立派になるのかもしれません。
明徳義塾のホームページには、生徒たちのいきいきとした表情があります。
ただ、僕が気になるのはやはり隔離しているのではないかと思ってしまうほどの立地です。
学校外部の人は生徒たちをほとんど目にすることはできないでしょう。
それでいいんでしょうか…?
中高一貫。寮に入れて、厳しく教育し人格形成する。それはそれで間違ってはないのですが、外界との接触が見えないのは気になります。
外界の人と接触がなくて、人間が育つのでしょうか…?
地域とのコミュニケーションなくて、学校が信用されるのでしょうか…?
子どもたちが触れ合う大人が学校関係者のみ。それでよいのでしょうか…?
学校内で何か問題が起こっているとしても、外部からは全く分からない、もみ消し可能な環境。それで大丈夫なのでしょうか…?
色々疑問が浮かびます。
いや、僕は明徳義塾を批判しているのではないですよ?
他にもそういう学校はあるかもしれませんし…
ただやはり今年子供を高校、中学に入れたばかりの親としては、地域に根差している痕跡が見られない、中の見えにくい学校に入れるのは不安です。
明徳義塾はほどんど学校外の人と交流するのが困難な立地にありながら、これまで特に学内の問題が表に出ていません。
プロ野球選手なんかにも卒業生いっぱいいますが、悪い噂は全く聞きません。
本当に何もないなら素晴らしいのですが。
でも本当に何もないのか…と思ってしまう僕は下衆なんですかね?
しかし、学園のパンフレットの笑顔の子供たち…この裏には、親と離れて学園外になかなか出られないような生活をしている困難さ、淋しさがあると思うとなんともいえない気持ちになりますね。
もしやりたいことがあってこの学園に来ているんだとしても、なかなかまだまだ家族の温かみが必要な年頃だと思うんですが…特に中学生は…
こんなことを考えながら、湾を廻り終わった僕は、昼前には土佐を切り上げます。
くろしおライン(県道14号)沿い、仁淀川河口ではサーフィンをやっている人たちが。
とてもおおらかな感じがする県ですね。
さあ、道の駅南国に着きました。
ここからは国道32号で高松まで128km。ノンストップ(の気持ちで)で走る覚悟。(実際は休憩アリ)
ここで昼食、お土産購入、道中ガソリンスタンドがとても少ないので念のための燃料補給をします。
高知-香川の国道32号は、道が良く、車が少ない。でもS字やカーブが多くてバイクには安全ながらとても面白い道です。
多くのライダーさんとテキトーに触れ合いながら楽しんで帰りました。
四国はライダーにとって、とても走りやすくて、明るいイメージがします。
次は愛媛県に温泉に浸かりに行きたいなと思いました。
今回の燃費は34.6km/L。総走行距離は419km。でした。
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