スカイウェイブ400リミテッド、本日引き取りに行きました。レビューします。

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こんにちは、シンコーです。
本日、注文していたビッグスクーター、スズキ「スカイウェイブ400リミテッド」を引き取りに行ってきました。
バイク屋さんとはそこそこ距離があり、少し乗りましたのでざっとですがレビューします。

スカイウェイブ400の質感に満足。フォルツァSiは実は安くはないんじゃない?

まず、全体の質感ですが、当たり前なんですが、フォルツアSiと比べ物にならないくらい高級感がありますね。

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今回購入したスカイウェイブ400リミテッドは中古の2009年式なのですが、現行機種と大きく違うというようなことはなさそうです。
もし新品で購入していたら、本体価格は84万円。55万円のフォルツァと比べれば、30万円近くも高いです。
でも、まあ、400ccであることと、キーレスエントリー、グリップヒーター、などの装備に加え、シートの質感といい、ラゲッジスペースが点灯したり、バックレストが標準だったりと(トップボックスをつけるために外しましたが汗)全部が全部フォルツァSiに比べて上質なので、80万円台でも高いとは言えないかもなあ…とは思います。

というか、250ccも同じようにリミテッドがあります。
フォルツァより15万くらい高いですが、この上質感がそのくらいの価格で250ccにあるなら全然高いとは言えないでしょう。
フォルツァSiのほうがどちらかというと55万円もする割には質感がホントに全体的にちゃちいのが気になります。

・シート下スペースを使ってシートを締めるとき、確実に締めようと意識しないとうまく閉まらない(スカイウェイブは簡単確実に閉まるのに驚いた)
・夜間時のパネル灯が暗い。ヘッドライトのハロゲンでさえ暗い。
・シートが薄くて破れそう。スカイウェイブは厚みがあり、上質なシート。
・フォルツァのシートは固すぎて長時間乗っていると尾骶骨を痛める。また、痔寸前になってしまった。フォルツァに乗ると痛い尾骶骨がスカイウェイブは柔らかいので痛くない。
・スカイウェイブに乗るとフォルツァの樹脂ボディは薄くて、塗りが雑に思える。
・パイプハンドルやボルトに塗り残しがあちこちある。

まだまだあるのですが…まあ、総じてホンダさんの場合、バイクは質感がいまいちなんですよね…(個人の所感ですけど)

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昔、ホンダの小型二輪、原付乗っていた時もエンジンは良いが質感の低さに辟易していた。

昔僕は大学生のころ、125ccでホンダCBR125という機種に乗っていました。
その前に中古のヤマハのTZR125という機種に乗っていたのですが、壊れたので買い替えたのです。
で、エンジンはTZRとは比べ物にならないくらいなめらかで扱いやすかったです。
馬力はホントに125か?というくらい足りなかったのですが。
ただ、やはり質感に不満でしたね。
TZRはエンジンに難ありましたけど、質感は高かったです。
昔購入した50ccスクーターでも、ホンダDioのほうがヤマハのJogよりも全体としてまとまってはいましたが、やはりJogのほうが圧倒的に速かったですし、カッコよかったですね。(´д`;)
TZRのエンジンで苦労したのでDioを買ったけど結果として失敗しました。
車でもそうですよね。ホンダ車は昔からエンジンや足回りには定評がありますが、質感がやっぱりねえ…それでいて値引きがあまりないから。
質感が高くて値引きも大きいトヨタのほうが買いってなっちゃうんだよなあ。(´д`A)

ホンダさんのよいところ、バイクで言うとエンジンがなめらかで、無理な吹きあがりがないことで扱いやすい、というくらいでしょうか。
昔乗っていたCBRはいくら125とはいってももうちょっとだけ本体太く逞しくできねえか?と思ってました。
ホンダ車は意外とデザイン的、機能的には完成されているともいえないですね。

前重心のフォルツァSiは乗りやすいとはいえなかった。スカイウェイブ400に乗ったらあまりの楽さに驚く。

デザイン的、機能的な未完成。
それはフォルツアSiとスカイウェイブの取り回しの差にも表れていました。
フォルツァSiとスカイウェイブがどちらが乗り心地よく、取り回しがよいのかということになると、僕はスカイウェイブだなと思いました。
今回購入したのは400ですが、おそらく250対決でもスカイウェイブのほうが上だと思います。
というのも、エンジン云々の前に、まず車体の、スクーターの安定性が全く違いました。
乗り比べて重心の位置が全く違うんですね。
フォルツァSiは前に重心があります。
スカイウェイブは後ろに重心があります。
ホイールベースの長さはさほど違いませんが、重心がどちらにあるかは、車体を比べてみればわかります。
フォルツァは頭が大きい。
スカイウェイブはおしりが大きいです。
フォルツァはホンダなので、足つきや走っているときの車体の安定性は高いのかなと思いきや…これはスカイウェイブのほうが勝ってますね。
前に重心があるバイクは、無意識に腕でバイクを操らないとという意識になってしまい、コーナーリングなども前のめりで力が入り、スムーズさに欠けます。
フォルツァでは慎重に回らなくてはならないコーナーリングは、スカイウェイブなら肩のちからを抜いて、身体で安定して回れるといった感じです。
フォルツァは背筋を伸ばして乗っているという感じで、まあ凛とした感じなんですが、長時間はつらいです。
スカイウェイブのほうがシートの柔らかさといい、肩に力を入れなくてよいスタイルといい、より長時間乗るのが苦にならない気がしました。
尚、エンジン切っているときの取り回しですが、スカイウェイブのほうが圧倒的に重いため大変です…と思いきや、フォルツァよりも細身で、足元が大きくカットしてあるため、バイクをより体に近づけさせられるためにしっかり車体を支えられます。
切り返しはさすがにフォルツァのほうがやりやすいですが、それ以外は別に取り回しで大変なことは特にありません。(男性の場合はね)

重量があるため出足が悪いと言われているが…必要十分だと思います。

で、今回僕が求めたのは「パワー」なんですけども、スカイウェイブは220kgオーバーの重量ゆえに出足がスローで焦る?といわれています。
それは250ccも400ccもあまり変わることないと。
そこが不満ポイントらしいです。
僕が実際乗ってみて思ったのは、確かに一番最初乗った時に出足にかかる重量の問題はあるな‥とは思いました。
ただ、スパッとアクセルを開けてみれば、フォルツァSiとあまり出足は変わらないように思います。
フォルツァは190kgといっても23馬力。スカイウェイブは250で、223kgといっても26馬力なので、大差ないのだと思います。
そこで400cc、31馬力ならますますストレスは軽減されます。
正直「遅い!」といいたくなるほど遅くはないです。
ただ、ボンと出るバイクの特性とはちょっと違って、スルーっと加速していく感覚はバイクよりも車のイメージかな…。
車に近い。もちろん車よりは速いです。

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中速域以上の元気がこれまでと違い過ぎ。高速道が楽しみです。

400ccのスカイウェイブと250ccのフォルツァではパワーが正直全然違います。
「あまり違いがよくわからないかも」と言われていたのですが、ある程度の速度で飛ばすともう全く違います。
僕は岡山の郊外に住んでいるものですから、近辺でも車の流れが速い場合があります。
メリハリをつけて車線変更したい場合、スカイウェイブ400の安心感、安定感はすごいです。
フォルツァがひらりひらりと行きそうな感じがすると思うんですが、前重心なので、あまりひらひらという感覚ではないのですよね。
それに中速域から前に出ての車線変更はパワーがない分引っ張らないといけなくなります。
スカイウェイブ400のほうが前が軽い分、ひらひら感があって、さらにちょっと開けるだけでパワーがグンと増すので、メリハリがあります。
フォルツァでなかなかメリハリあるな…と思っていたのに、甘かったです。
さすがに400だけあってスカイウェイブ400のほうが全然上でした。
まだ流れの速いところでは幹線道路しか走ってませんが、フォルツァSiだと車が抜きに来たのですが、スカイウェイブ400はそれがありませんね。
車体が大きく見える上に、やはりトルクが太くて抜けなさそうな感じは傍から見ててもわかるのでしょうね。

そうそう、スカイウェイブ、どっしりしているから横風にも安定していますね。
風防は僕が付けたフォルツァのよりはコンパクトで、トップはヘルメット下なので、巻き込み風がさほどありませんし、前からの風がちょうどいい感じ。
ナックルガード(手用の風防)もありますから、上半身に当たる風は二の腕と顔から上くらい。
このあたりはさほど風の抵抗としては大きくはないようです。
フォルツァの時に最初から感じていた風への悩みというのは、今回は全くなさそうです。
これはすごいです。
高速道を走るのが俄然楽しみになりました。

スカイウェイブ400はクラッチのつなぎに持病がある。不快というほどでもないけども。

ここまで見て、スカイウェイブ400の弱点ってないの?とお思いになったかと思いますが、ありますよ、それは。
弱点は振動が大きいということです。
単気筒だから振動が大きいということもありますが、それだけではありません。
スカイウェイブの大きな欠点と言われているのは「クラッチジャーター」という低速域のクラッチのつなぎがスムーズでないことからくる振動です。
これが30km、40kmの低速域では大きく発生します。ガタガタガタという感じ。
ホンダやヤマハのスクーターにはこれがないんですね。
フォルツァSiは60kmまで振動なくスッとスピードが上がります。
ここのあたりはスズキさんのオートマチックトランスミッションの特有の症状かなと思います。
これはまあ、不快というほどでもないですね。
しばらく乗られていなかった中古なので、エンジンがなじんでいないということもあるのでしょうが。
2か所くらい距離のあるところに買い物に行ったら、クラッチが少しこなれたのか、ガタガタは軽減しました。
ひょっとしたらガソリンが古くて不完全燃焼しているのかもしれません。
フォルツァの場合はハイオク入れたら高速域の振動でさえもなくなってしまいましたが、スカイウェイブもハイオクでいくらか振動は改善するかもしれません。
今レギュラーガソリン半分くらい残っているので、もう100kmくらい乗らないと給油できないのですが、スカイウェイブも基本ハイオク給油で行きたいと思います。
にしても、エンジン、クラッチの性能がもう少し高ければスズキ最強なのかもなあ(´д`)

こりゃ買い替えはないな。現行考えられる最上位車種だわ。

今日少し走ってみて、ここまでは「当たり」だったなと思います。
取り回しの部分では特に大きくて大変、というほどではありませんし、パワーは劇的に上がり、コーナーリングも前より全然安定しているので気持ちに余裕が出ましたね。
あとはまあ、エンジンとクラッチの故障がなければね。いいんですが…
普通二輪免許ではここまでが上限。
これ以上を求めるとわざわざ免許を取って大型ということになりますが、今日乗った感じでは大型の必要性は全くないと思います。
次に買い替えるのなら大型でどうしても乗りたい車種があれば、ということになるか、ミッション車かということになりますが、どちらかというとバイクにこだわるのではなくて、旅と快適性にこだわるおっさんなので、まあ、向こう何年も変えることはないような気がするな…
ツーリングも街乗りもできるスクーターとしては一番贅沢な車種にたどり着いたと思います。

トップボックスの取り付けが難航…

ところで、今回、後ろのボックスの取り付けが難航しています。
スズキは純正のリアキャリアをつけてから、それにボックスを付けるしかないのですが、ボックスのベースがリアキャリアに全然取り付けられるものがないのです。
ホームセンターにベースを取り付けるための「ステー」をいろいろ探して、工夫してみてもつかない。
もう「ステー」だけで1000円損した…
ホント、スズキ純正のリアキャリア特殊。
さすがスズキさん。悪い意味で(;´д`)
まあ、仕方ないので奥の手を使います。
その奥の手とは…?
次回に書きます。
では、次回もバイクネタ。

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コメント

  1. 銀翼600GT より:

    フロント荷重の方が緊急回避や急転回がしやすいですよ。(重量配分空波30:70)
    スクーターは極端なリヤ荷重なので咄嗟にフロントタイヤの面圧をかけるのが難しいのです
    直進安定性もフロント荷重の方が
    割り箸の先端に重りを付けて投げるのと
    割り箸の後ろに重りを付けて投げるのでは
    どちらが姿勢を乱さずにとびますか?

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