シンコーです。
破損したバイクのエンジンのベアリング交換も無事終わり、紅葉ツーリングにいそいそと行ってまいりました。
行先は長野県は諏訪。蓼科高原、白樺湖、霧ヶ峰、美ヶ原を通るビーナスラインです。
>旅take18 そしてスカイウェイブ400のツーリング限界点へ‥ 長野県ビーナスライン走行 その1
で夏に行ってますけども、日程不十分ということもあり今回はリベンジです。
学生時代に感動した秋の風景をもう一度見たい。
実は、バイクで旅をするようになった一番の目的は、この地に紅葉を見に行くことでした。
かれこれ、20年近く前。学生の最後の年に、ひょんなことから友達と白樺湖までドライブに行ったことがあり(当時は東海地方の大学に通っていて、ドライブではほどよい距離だった。)、道中の高山の山肌に延々広がる赤の絨毯(じゅうたん)に感動したものです。(多分、女神平)
その時の感動を再現したいと常々思っていたのですが、西日本への移動、馬車馬のような会社員時代を過ごし「もう大分年取るまで行くのは無理かな」と半ば諦めていました。
ですが、人生ってわからないもの。
これまたひょんとした(ひょんとしてないかもしれないが…)ことから、他人からの拘束が解け、収入的にもそれなりに目途がつき、比較的早く当時の再現ができる機会を得ることができました。
約20年前とは気候が違う。暑い。紅葉してるのか?
あの時訪れたのは10月上旬だったと思います。
白樺湖では雪がちらつくような、とても強い寒気が来ていたのを覚えています。
当時は僕は125ccのネイキッドバイクにも乗っていたのですが、「限界下道ツーリング」で10月入ってすぐに鈴鹿の山越えを敢行したときに凍え死にそうになったのを覚えています。当時は全く防寒の概念がなく、レインコートを着て何とか耐えたのですが、それにしても気温の低い年だったのかな?と記憶しています。
ただ今年はどうでしょう。9月、10月とひっきりなしに台風が生まれ、暑い空気を本州に送り込んでくるために、気温が高い日が多いです。
なんとか10月2週目には気温がいくらか下がったのですが、3週目は夏のような気温になりました。
実は今回のツーリングも学生時代を再現しようと、10月2週目に行こうと思っていたのですが、バイクが壊れ止む無く延期しました。
その分、紅葉はより鮮やかに色づいているはずなのですが…(ちなみに美ヶ原の紅葉の見頃は例年10月上旬〜中旬とされています。)
やはり今年は早すぎた。でも天候不順で今年は中央高地の紅葉は色づきが良くないみたい…
…実際には赤く染まるにはちょっと早かったです。
例年より1週間は遅れています。
いや、1週間ツーリングを遅らせていてもあまり今年はきれいに色づいてなかったかもしれません。
8月、9月、10月、3か月にわたって東日本では熱帯低気圧と台風の影響で日差しが出なさすぎました。
野菜の高騰が止まりません。
それでいて高温傾向にあり、昼夜の寒暖差が小さいため鮮やかな色が出ないと言われています。
今年は11月中旬ごろから12月頃には例年よりも気温が下がるそうで、西に行くほど寒暖差が激しくなり、紅葉は鮮やかと言われています。
装備に迷った。通常ならこの時期早朝は厳冬装備なのだが…あまりの暑さに9月の想定とする
今回は余裕をもって2泊です。
1日目移動(行き)、2日目ビーナスライン走行、3日目移動(帰り)
前回は無理しすぎて血行不良などの体調不良を招いたので、余裕のスケジュールにしました。ただ紅葉をみたいだけだから…(´Д`)
18日早朝(4時前)出発の21日に日付が変わった頃に帰着予定。
高速道路の深夜割引の適用を狙うからです。
往復で6000円程度、高速料金が違います。これはでかいです。
ところで今回、一番困ったのが防寒装備です。
色々調べると、この時期はもう早朝の高速道路にしろ、美ヶ原高原にしろ、冬の重装備が必要らしい。
というのも、気温が1桁まで下がってくるからです。
そう、10月末ごろだと、美ヶ原の道路は凍結が始まるくらい。例年なら。
でも、今回は違います。
大型で猛烈な勢力の台風22号が暖気を押し上げ、東北から南は夏。
台風の勢いは北海道、東北地方に寒気をはみ出させ、北海道は特に冬。
この影響で今年の10月3週目は9月の気温に戻ってしまいました。
防寒、悩んだのですが9月の気温は旅行中ずっとつづくとの予報。
真冬の防寒装備は多分持って行っても使う機会がないでしょう。
スカイウェイブがいくら63リットルものメットインスペースがあるといっても、真冬の防寒装備はかさがありすぎて邪魔。
天気予報を信じて、最低気温12℃くらいまで耐えられる晩秋程度の防寒装備を選びました。
・キルト加工のインナーが入った春秋用のライディングジャケット
・ヒートテック
・風よけのヤッケズボン
・グローブだけは厚手の秋冬ものをしっかりと用意。
メッシュグローブはナックルガード付きのスカブでも20℃くらいまでしか耐えられませんし、身体の末端部が一番冷えるから。
装備は概ね正解。ただし暑いのはここまで。
…結局今回はこれで何とか防寒は間に合ったのですが、帰りに少し天候が変わり、気温が下がってきました。
大体、最低気温では15℃くらいになりましたが、そこまでで限界の装備でした。
さらに首周りを温めるものがあったらよかったです。
そこだけ失敗しました。
11月以降は早朝に走るのなら厳冬の装備が必要となると思います。
では、ざっと簡単にツーリング、振り返ります。
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1日目。560kmを余裕の走行で早い時間に目的地に着くものの観光はほとんどなし!(;´∇`)
午前3時38分スタート…って、ひょっとして遅すぎる?4時の深夜料金リミットに間に合わない!???
ひえ~!深夜料金適用終了3分前に岡山インター到着。あっぶね~!
ツイてる!?
気温は17度ほど。寒くはありません。
ゆっくり90km/h、100km/h平均くらいで走って6時には120kmほど離れた三木着。
昼間の気温が高すぎるのでしょう。夜の気温も高いのにけっこう道中霧が出ていました。
いつものようにここのファミマを利用して軽く朝食。
順調だな。中間地点の多賀には9:00くらいに着けるかな。
目的地の諏訪にはある程度休憩入れても10時間で着くと想定。14時に到着する予定。(V_V)
多賀には想定通り9:00少し前に到着。
滋賀県は霧が濃くて少し肌寒い。
16〜17℃といったところ。それでも平年より5℃程度高い気温。
経験を重ねすぎて時間の読みも随分正確になってきた…(´д`)
愛知県は尾張一宮でトイレ休憩。
ここでは25℃を超えてきた?さすがに暑すぎる。服装調整。
車の人は皆半袖です。
中央道は恵那山トンネル付近、標高700〜800mくらいのところで風が冷たかったです。
ただ、一瞬だけ。
止まれば暑いのでガマン。
写真は阿智PA。この辺は標高がそこそこ高い。
13時には駒ケ根SA到着。諏訪SAまであと1区間、50km程度しかない。
昼食休憩。秋のそば定食。信州蕎麦。
ここで会ったライダー。大型のツアラー。(左の黄色いやつ後姿の人)僕より身長10cmくらい高いのに立ちゴケすると言っていた…
いずれは大型と考えていたので、話聞いて不安になりまくり。
スカブは体にぴったりフィットしていておよそ立ちゴケなんて考えられないのだけども…
慣れれば大丈夫だろうと思っていたのだけども、甘いかな!?
諏訪SAには14時少し前に着く。ほぼ想定通り。
宿に入る時間は17:00にしている。それくらいで日が沈むから。
ちょっと早すぎたので、前回入ろうと思って入れなかった諏訪ハイウェイ温泉にここで入ることに。
こじんまりとしていましたが、名湯ですね。すんげ―疲れがどっと出た…
バイクは車と違ってくつろげないので、狭い休憩室を活用させていただきました。
温泉を出て、中央道をを降りれば諏訪湖畔を散策する程度の時間しかありませんでした。
時間はまだ16時半過ぎくらいなのにもうこんなに夕方…
だんだん寂しくなってきたので、頃合いだと思い、宿に入る。
宿は全国チェーンのビジネスホテル、ルートイン。すっかり常連です。
ルートインはもっともスタンダードで大浴場もあるので選んでるのですが、この諏訪第2は失敗。
規模の割には遅いエレベーター1基しかなく、また大浴場は他のルートインの半分くらいのサイズしかないので常に混雑。
なんかサービスよりも採算優先です。をアピールされている感じ。
まあ、インターが近いし、ロードサイドの飲食店がいっぱいあって便利なんだけど。
朝早かったので、少し仮眠を取ったあとは、食事もそこそこに仕事に精を出す。
家にいるよりはかどったような気がする…
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2日目。温かくて最高のツーリング日和に。色づきはいまいちだったけど…
2日目は汗ばむツーリング日和になりました。
ビーナスラインは標高1600m〜2000mほどで、麓よりも5.6℃低いわけですが、それでも17、8℃ありました。
ただ、白樺湖では風が強く、肌寒さを感じました。
標高1600m付近。あまり下界と変わらず…
蓼科高原の女神平。色づきはもうひとつ。観光客も少ないです…
白樺湖へ向かう道すがら、黄色がきれいです。写真ではうまく色がでませんね…
白樺湖到着。湖畔の風は冷たかったです。日差しは強いのに訪れる冬を感じられました。
前回行かなかった女神湖に行ってみました。
満を持して車山高原方面へ。ススキは見頃になっていますね。きれいです。
美ヶ原に舵を切ります。
道中の風景がなかなか雄大です。遠くに諏訪湖が見えます。
今日は八ヶ岳もきれいに見えますね。
標高1800m付近でもまだまだカエデは色づきが足りません。もう1週間欲しいですね。
美ヶ原つきました。
おやきを食べながら風景を眺めてまったり。
お土産も買いました。
15時までくつろぎ、後はいそいで諏訪方面に引き返します。
16時半になればもう暗くなります。50kmほど走らないといけません。
途中、ススキの原が美しいですね。
17時前にはホテル帰着。
あとは前日と同じく、体の汚れを落とした後は仕事に励みます。
3日目。初めてのレストイン多賀。こんなに使い勝手が良いとは…(;´Д`)
3日目。朝は諏訪大社に。
諏訪大社は4つ、「上宮本社」「上宮前宮」「下宮本社」「下宮本社」とあります。
そのうち「上宮本社」は商売の神といえるので、そちらに行きました。
ホテルから10分くらいの距離しかありませんし…
おみくじはちょっと厳しい内容。まあ、そのうち…ね。
個人的にはこの自販機にストライクがキました。
11時過ぎに諏訪インターに乗り、諏訪SAから最後の諏訪湖の雄姿を眺めます。
さらば諏訪湖。
途中、昼食を挟み、ガンガン飛ばして16時には多賀SAに到着。
高速道路を0:00以降に降りないと割引が利きません。
でもこの時間帯だと21:00くらいには高速道路を出なくてはならなくなります。
ここで、はじめて「レストイン多賀」を利用する。
言ってみれば、高速道路上のカプセルサウナみたいなもんで、850円で6時間まで入浴、休憩しほうだい。
お風呂を利用する人は多いですが、休憩する人は少ないです。お風呂だけだと550円。
バイク乗りには有り難いばかり。
いざという時にはこれがあるとなると行動範囲がひろがりそうですね。
ここで2時間ちょい仮眠。
多賀SA内のロッテリアでブレイクして20時過ぎに出発。
どうでもいいのですが、桂川PAのトイレのこの掲示がいつも気になります。
完全に不審者です…(;´Д`)
なかなか冷えてきました。
気温16℃くらい。
北にある低気圧が発達して冬型の気圧配置になってきたせいです。
想定外でした。
でも、何とかしのげます。
まだ少し時間に余裕がある…三木SAで長めに休憩。暖を取ります。
あと40km。一般道で家路を急ぐ。
そして1:15、到着。
今回のツーリングでの総走行距離は1255.8km。
燃費は30.1km/L
なかなかいい燃費でした。
スカブがますます体にフィット。
高速道路走行がわくわくできるほど、パワーも十分です。
気温もまあ適度に温かく、総じて快適な旅でした。
紅葉はイメージ通りではなかったけども、まあ、いいか…
ツーリングは今年はじめたばかり。
これから、もっともっと、昔見たよりもきれいな紅葉の風景に出会えるかもしれない。
機会はたくさんあるだろう。
機会をしっかり活かせるように、仕事がんばろう(V_V)
P.S.この記事を書いているとき、隣県の鳥取県で大きな地震が起きました。
被災した方々、心よりお見舞い申し上げます。
ちょっと北へ行くのはしばらく自粛しないといけないかな…
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コメント
APAホテルも大浴場あっていいですよ^^
ルートインもあるの知らなかったです。
今度出かけるときは選択肢に入れときます。
次の更新期待してます。
アフィリネタじゃないのも楽しいです。
ご訪問ありがとうございます。
そうっすね、たしかにアパにも大浴場はあるんですけど…
アパ自体、大都市圏しかホテルないんですよね~(;^_^)
大都市圏、ツーリングしないんで…
ルートインは大体メインが高速道路のインター近辺にあるので、使い勝手がよいのです。
まあ、大都市圏から地方に出張にくるビジネスマン向けののホテルなんですよ。
大都市圏に出張するときはアパも選択肢としてよいですね。
しかし、今はももうホテル外国人で埋まってないのかな???